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【穴を開けない】勝手口を壁にする方法【壊さない】

DIY

我が家には使っていない勝手口がランドリースペースにあります。洗濯物の出し入れの際に土間部分が邪魔ですし、何より隙間から害虫が入ってくるのが許せません。

かといって完全に塞いでしまうと、今後ライフスタイルが変わり勝手口が必要になったときに後悔するので、原状復帰が出来るように工夫しました。同じように勝手口の扱いに困っている方は参考にしてください。

土間の埋め方

一般的な造りの勝手口で、土間部分が掘り込んであります。土間は水はけを良くするため、外側に向かってゆるい傾斜があります。

傾斜の処理が最初のハードルだね。

作業としては内径に合わせて木枠を作り、床となる板をはめ込むだけですが、傾斜があるのでDIYではなかなか難しい作業となります。ですが、高さ調節可能な「アジャスター」を使うと驚くほど簡単に傾斜の処理が出来ます。

内側と外側では約9mm高さの違いがあるね。

土間の内寸を計り、それに合わせて必要な長さの木材を切り出します。今回は腐食しにくいサーモウッドを使用しましたが、手に入りやすい2×4材でも問題ないかと思います。

高さはアジャスターの分を計算に入れるのを忘れないように。

アジャスターは足の部分にドリルで穴を空け、ビスで固定します。サーモウッドは硬いので一か所割れてしまいましたが、ボンドを流し入れておけば問題ありません。垂直に穴を空けるのが意外と難しいので、慣れていない方はガイドキットを使用した方がいいかもしれません。

あとは実際に土間に設置し、天板が水平になるようアジャスターで微調整します。調整が出来たら、お好みで天板をカラーリングします。

我が家は「オールドウッドッワックス」のチークを塗ったよ。

壁作りの前の下処理

次は壁を作っていきますが、我が家では虫対策と寒さ対策を施すことにしました。まず勝手口の隙間をパテで埋めていきます。どんなパテでも良いですが将来使う可能性も考えて、硬化しないタイプを使用しています。

これで隙間風と虫の侵入を防ぎます。そして、仕上げに断熱材を中に入れて熱が逃げるのを防ぎます。

断熱材は加工しやすいスタイロフォームが便利だよ。

断熱材を入れるのに邪魔な「ドアノブ」と「ドアクローザー」を外します。ドアノブは内側の取っ手のビスを外すと簡単に取ることが出来ます。ドアクローザーも同様です。

外した後は外まで繋がっているので、パテで埋めるのを忘れないように注意して下さい。

ドアノブの穴はパテ埋めだけでは防犯上心配だね。

防犯上心配な方は、ドアノブを外した穴にボルトを差し込み、外側と内側をワッシャーで挟みます。

このままだと外からボルトが回せてしまうので、最後に硬化パテで頭を隠してしまいます。そうすることで内側のナットを回せば外せますが、屋外からは外すことが出来なくなります。

我が家は「ゴリラパテ」が大好きで、多用するよ。

スタイロフォームをドア枠のサイズに合わせてカットし、はめていきます。この時少し大きめにカットし、両端を潰してはめ込むと隙間がなくなり断熱効果が高くなります。

スタイロフォームはコーキング材で接着すればいいよ。

スタイロフォームはホームセンターで簡単に手に入りますが、カット未対応のところが多く、自分でカットしなければなりません。カッターで簡単に切れますが、もっと楽に切る方法を後日改めて紹介します。

壁の作り方

続いて壁の作成ですが、我が家はどうせなら色々取り付けられる有孔ボードを採用することにしました。穴が気になる方はベニヤ板でも問題ありません。白色のカラーベニヤを使えば、クロスを貼る必要もなく壁を作ることが出来ます。

既存のドア枠に穴を開けるのが気にならない場合は、そのままビスを打てば完成ですが、今後折りたたみテーブルも付けたいと考えていたので、下地となる支柱を立ててそこに壁を取り付けることにしました。

支柱は「ラブリコ」と同様のジャッキ式のタイプをDIYします。既存の製品規格(1×4材、2×4材)が使える幅があれば、「ラブリコ」や「ディアウォール」を使うと手間が減ります。

DIYの方が圧倒的に安く済むよ。

取り付ける高さより5cmほど短く木材をカットし、アジャスター部分を自作し取り付けます。

詳しい作り方を紹介しているサイトがたくさんあるので、そちらを参照してください。

あとは支柱に壁となる有孔ボードを取り付ければ完了です。

ジャッキ部分は緩んだ時に締め直せるように小窓をつけて、その部分の有孔ボードは両面テープで貼り付けています。

ドアからの冷気も害虫問題も無くなり言うことなしね。それに何より床部分が増えたのが一番便利に感じるわね。