トクラスのテノールカウンターを考えている人にとって、「どれくらい汚れるのか?」が一番気になることだと思います。どんなにかっこいいキッチンでも、汚れてしまえば目も当てられません。
トクラスのテノールが2019年7月に発売され、我が家がキッチンに導入したのが同年の11月から。実際に使用して1年と半年程が経ちました。ほぼ毎日使って「どんな状態になったのか」や「日々のお手入れ方法」を紹介したいと思います。テノールの導入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
テノール
我が家はキッチンをアイアンブラック、カップボードをバーストブラウンにしました。当時はフレークシルバー・アイアンブラック・バーストブラウンの3色でしたが、今はソルティホワイトも選べるようになっています。
出典:トクラス株式会社
アイアンブラック
いくらセラミック並みの表面硬度があるといっても、人造大理石の上に塗装をしているだけなので、鋭利なものを落とすと抉れます。スマホを落としてエッジの部分が欠けてしまいました。
欠けてから半年ほど経っていますが、そこから塗装が剥げてきたり、亀裂が入ったりすることは今のところありません。
また写真では伝わりにくいと思いますが、よく使うところがほかのところに比べて、少しだけくすんでしまっています。もしかしたらキッチンリセットの際にアルコールで拭いていたのがよくなかったのかもしれません。今は水拭きだけにしています。
使用上の注意にもアルコールで拭いてはいけないとは書いてありません。
before
after
after
普段あまり使わないところは変化ありません。
after
ちなみに我が家のダイニングテーブルはセラミックなんですが、毎日アルコールで拭いていても変化ありません。アルコールに対する耐性はセラミックの方があるようです。
アルコール消毒は絶対欠かせないと考えている人は、セラミックを選択したほうがいいかもしれません。
余談ですが、セラミックは冬場とても冷たくなるので、腕をつくと地獄を見るよ。
バーストブラウン
カップボード側のワークスペースにはトースターを置いています。毎朝食パンをトーストしているので、高温にさらされ続けていますが、なんの変化もありません。熱に強いのは本当のようです。
使用頻度がキッチン側に比べて少ないせいか、色のくすみや劣化は見られません。もしかするとアイアンブラックに比べて色が明るいので、気にならないだけかもしれません。
グラデーション塗装も綺麗なままだね。
人造大理石のシンク
シンクの色はグレーです。当時アイアンブラックを選んだら自動的にグレーになりましたが、今はグレー・シックベージュ・ホワイトから選べるようです。
一般的に人造大理石は、カレーなどの濃い色のものが付いたまま放置しておくと、簡単に色移りします。それは人造大理石の大家であるトクラスでも同じです。なので、すぐに流すことを心がければいいのですが、ついつい放置してしまい、色がついてしまうこともあります。
そんな時は「ナイロンたわし」か「メラミンスポンジ」で削ってしまえば綺麗になります。削ったらもちろん薄くなっていきますが、トクラスのショールームの方曰く、一生かかっても削り切れないぐらい分厚いので大丈夫みたいです。
我が家も濃い色の料理を気にせず作っていますが、色素沈着や傷は今のところ見られません。一度包丁を落としてしまって傷がつきましたが、ナイロンたわしでこすると綺麗になりました。削って綺麗に出来るのは人造大理石の強みだと思います。ステンレスだと削るわけにはいきません。
ちなみに、排水口の蓋は人造大理石ではないので、すぐに汚れます。しかも一度色素沈着すると取れません。なので、我が家では蓋は使っていません。押し入れの奥深くにしまってしまいました。
人造大理石にすると落として割れてしまうこともあるから、プラスチック素材にしているみたいだね。
before
after
お手入れは、食器用スポンジと食器用洗剤で洗っているだけで、特別なことは何一つしていません。強いて言えば、毎日キッチンリセットをしているという事ぐらいです。お手入れ自体もワークトップからシンクにかけてシームレスに繋がっているため、驚くほど楽にできます。