玄関は家の「顔」といいますが、アプローチもその顔の一部です。我が家は、良く言えば緑豊かな和風の玄関アプローチで、洗練さのかけらもありません。今回はそんな我が家の玄関アプローチを、和モダンにDIYしたので紹介したいと思います。
Before
現状は、和風の家には定番のリュウノヒゲやよく分からない植栽が植わっています。右側にはドクダミも生えており、なかなかに荒れた状態になっています。これをDIYで今風のすっきりしたアプローチに変えていきます。
完成形のイメージとしては、枯山水で和を表現しつつ、ライトアップでモダンな印象を持たせようと思っています。
完成形のイメージはDIYするにあたって大切な要素だね。
ライトアップの準備
ライトアップするにあたって、既製品が使えるなら流用しようと考えていましたが、イメージ通りのものがなかったので、こちらもDIYすることにしました。
- L字型アルミアングル幅50mm×縦20mm×長さ3200mm
- LEDテープライトコンセントタイプ3000mm
- 自己融着テープ
- 超強力両面テープ
- ステンレス板
- PVKボックス
アルミアングルにテープライトを貼り付けて、光源を隠し地面だけを照らすような照明を作ります。
テープライトは防水仕様のものですが、コネクターの接続部分とコンセント部分は防水処理をする必要があります。コネクター部分は自己融着テープで、コンセント部分はPVKボックスに入れてパテで蓋をします。
今回使用したテープライトは光の粒粒感が全くなくオシャレだね。
防水処理が完了したら、テープライトをアルミアングルの短い辺の内側に両面テープで貼り付けていきます。アルミアングルの短辺が20mmでテープライトの幅が13mmなので、ちょうどいい具合に光源が隠れます。最後にPVKボックスを側面に固定し、地面に挿すアンカー用のステンレス板を接着剤で付けたらおしまいです。
植栽の処理
生えている植栽を全て抜きます。抜くといってもシャベルで掘り返すだけの簡単な作業となります。砂利などがあれば篩にかけて除去しておくと、除草シートを張る作業が比較的楽に済みます。地面を均した後、先ほど作った照明を地面に挿します。
次に雑草が生えないように除草シートで覆います。この工程は見た目には影響しませんが、後々の手入れのことを考えると絶対にやった方がいい作業となります。
雑草が生えてる枯山水は見たくないね。
今回使用したものは日本企業の製品で、シートの厚さもそこそこあり、値段も手ごろというコストパフォーマンスの高い商品を選びました。ただ、固定するためのUピンがついていなかったので、別途購入する必要があります。
シートを現場合わせしながら、カッターで切っていきます。そして適当にUピンを打ち込みシートを抑えます。ここで砂利の処理をしていなかったら、Uピンが刺さらずイライラします。
枯山水
除草シートの上に砂利を敷いていきます。枯山水なのであまり大きな砂利では線が引けないので、1~5mm(2分)ほどの大きさの砂利を敷きます。
熊手で水の流れや波紋を描けば完成です。
After
ライトアップされると枯山水の陰影が浮かび上がり、昼とは違う印象を受けます。
照明は光センサー付きタイマーコンセントを使用して、暗くなったら自動で点灯し、指定時間後に消灯するようにしています。
アプローチが綺麗になると、家の印象がずいぶん変わるね。